LEAD OF THE DRAGON
番外編〜星の記憶〜

あとがき




まずは、ここまで読んでくださりありがとうございます!
今回の、この「LEAD OF THE DRAGON番外編〜星の記憶〜」は、
私が書いたリードラ番外編の第1作目にあたります。
この作品は、珍しく、最初にプロットを立てて書き始めた作品でした。笑
プロットを立てた時点で、長編になると考えていたので、最終的には1冊の
本にしよう、と考えていました。
全94ページ。
パソコンで打ち込んだものを、1枚1枚両面印刷をして製本…という、
気の遠くなるような作業でした。笑
その際の表紙が、この作品のトップページにあるイラストです。
幼い頃のシオンとグレン。
だいぶ絵が古いですけど。苦笑
(もう7年ほど前になるんですかね…。)


本編について。

シオンの両親や村長や、マーシュと言った登場人物の名前は、すべて私の考えたものです。
シオンの両親が、シオンが5歳の時に死んだ、という設定も、この話の中で私が作ったものです。
なので、りんさん的には、もっと別の設定があったのかもしれませんね^^;
もともと、りんさんのリードラを読んでから、シオンの両親がいないことが気になっていたので、
それならば、シオンの過去の話を書こう!と思い、りんさんに許可をいただいて書きました。
グレンも、もしかしたら元々トールトの人間だったかもしれないんですけど、勝手に移民してきた
という設定にさせていただきました。
もうそれは本当に、自由に書かせていただきました。
改めて、ありがとうございました、りんさん!

それにしても、シオン少年…。
5歳で両親と死別なんて、なんて過酷な人生なんだ…!!!←
個人的に、ヴィルの葬儀のシーンでの、シオンが泣きじゃくるシーンが気に入ってたりします。笑

あとはやっぱり、この話での見せ所…というか、物語の始まりである、グレンとの
ファーストコンタクト。
この作品より後に書くことになりますが、グレンはこのとき、シェネイロと離ればなれになって
しまった直後、という設定です。
グレンの両親も、シェネイロのいなくなった土地に、グレンを残しておくことが
辛いだろうと思ったから、引っ越すことにしたのかもしれません。
初めて訪れる地、ということもありますが、大切な親友だったシェネイロがいなくなってしまい、
心のよりどころがなく、どこか冷めてしまっているグレン。
だから余計に、シオンと初めて会った時、つんけんしていたのでしょう。
(この辺りのことも、また深く書いてみたいと思い、「〜約束〜」を書く経緯となりました。)


そして、ベルマディやヴァイトラージニスとの戦い。
幼いながらも必死で戦う2人には、いつしか強い絆や思いやりが生まれます。

シオンが、気を失った時に見たモノ。そして、『声』。
私自身の設定としては、あの『声』は、神様のものとして書いています。
そして、シオンが見たモノも同様。
まぁ、神様があんなことをするのかはわかりませんが。苦笑
そして、遠くない未来に出会う「女性」…フィーナともここで出会っています。
正確には出会っている、というわけじゃないですけどね。

色んな人に支え励まされ、シオンは再び意識を取り戻します。
そして、手に入れた「友情の証」。
2人にとって、一生の宝物になります。



シオンの左頬にある、絆創膏。
実はこれ、初めてリードラを読んだ時から、ずっと気になってました。笑
りんさんに「これ、何?」と尋ねても、よくあるオプション程度な感じに説明を受けたので、
「それならこれも書いちゃおう!」と。
で、第四章の最後の展開です。笑
シオンにとって、あの絆創膏も、大事な思い出であり、グレンとの絆なのです。

第五章のほとんどは、りんさんの原作から引用させていただきました。
事後、こんなところで言うのもなんですが。
すいませんでしたりんさん…!!!(土下座
でも、やっぱりリードラはりんさんあっての物語なので、こういった形で、りんさんの文章も
取り入れたいなぁと思っていました^^
私とはまた違った文章の書き方なので、この度加筆・修正をするにあたり、若干違和感がありましたが。笑
最後の3行がお気に入りです。爆



なんだかんだで、今回の連載を終えることが出来ました。
少しでも楽しんでいただけていれば幸いです♪
りんさんのリードラとはまた別の、アナザーストーリーみたいな感じで、
気楽に読んでいただけると嬉しいです。


さあ、次はリース主人公の「〜子守唄と誕生日〜」のUPです!
もう現時点で、第一章までは打ち込みが終わっているので、また近いうちに!




2009.01.13

東 ルイ